好物を手土産に【みりん】
NAZNA
好物を手土産に【みりん】
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倶利伽羅との激戦を終え、しっかり療養してからキリエにたどり着いたみりん。軍やニフに労を労われ、いつもの生活に戻ったのだが…
「…あれは勝利と言えない…民が心を動かしたから解決したのだ…くっ!元軍師の私としたことが…ネゴシエーションも出来ぬとは…!」
元来の負けず嫌いが顔を出す。戦闘に長けている火の精霊に力で勝ったのにも関わらず、どうもしこりが残っているようだ。
「…そうだ、ちょうどいいアドバイザーがいるじゃないか!前の手合わせでも、魔法に頼りきりと指摘されたしな。あれは参考になった…戦術以外の指摘もきっと的確にしてくれるだろう。何より奴は炎の半神だ!神々と交渉する術も知っているやもしれん!」
ハックション!!火山の洞窟、アグルの窼に大きなくしゃみが響く。冬は何とか無事に過ごせたのに今更風邪?…ボヤきが後から追いかけた。
さてさて、己の知らぬ所で大きな期待を抱かれたアグル。好物の辛味が効いたサンドイッチを片手にみりんが訪れる…果たして。
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アグルにアドバイスを貰いに行ってください。
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