味方側プロローグ
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味方側プロローグ
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名無しちゃん「これは、特殊能力を持っている人たちによる、ちっぽけで、でも壮大なお話。」
裕翔 (特殊能力を持っているなんて、信じてなかった。信じたくもなかった。でも…。)
裕翔「こうしてみんなと一緒に過ごせるなら、特殊能力も悪いもんじゃないな。」
紅亜 (現実から目をそむけることしかできなくて。
でも、目をそむけたところでそこにあるのは孤独だけ……。)
紅亜「今まで無くなって欲しかった特殊能力が、人の為に、友達の為になるのなら…‼︎」
亜莉華 (ただ、辛かった。
いつも怯えていて、苦しそうにしている紅亜を見るのが。)
亜莉華「そんな理由があったのね。頼れない姉でごめんね…。ごめんなさい…‼︎」
光留 (みんなが辛そうな顔をしているのは嫌。俺が、笑顔にさせなくっちゃ…!)
光留「そんな顔しないで!
特殊能力があるから俺たち友達になれたんじゃん!」
結衣菜 (待って。死なないで…!!)
結衣菜「まだ、あいつの事が忘れられないんだ。」
名無しちゃん「特殊能力を持っている彼らの身に起こるのは、幸せか、不幸か。
…私はその結末を見届ける。
君も、良ければ一緒に見届けて欲しいな。
それじゃ、バイバイ。」
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