<朗読声劇用>「春のケーキ」
朗読してくれた 素敵なあなたの名前
<朗読声劇用>「春のケーキ」
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朗読台本 書きました(´∪`*)
朗読台本 134本目です
「春のケーキ」
題名は読まないほうがいいと思います。
あなたが居なくなってから
はじめての春が来る
今年の桜は 少し遅くなるみたい
あなたと よく行った
商店街のケーキ屋さん
今年も春の新作のケーキが並んでて
その色は
あたたかな桃色 だけど
今は なんだか切なく 寂しく感じて
お店の中は笑顔で溢れてて
男の子も 女の子も その子のお母さんも
お店の人も
僕だけ(私だけ)冬に取り残されたように
笑顔になれなくて
季節の扉が開かない
次の季節に行けなくて
きっと この扉のカギは
あなたが持っているんだろう……
もう一度 会えたなら
強くギュッと抱きしめたい
もう一度 話せたら
話したい事も いっぱいあるけれど
あなたの声を聞いていたい
もう一度 手を繋げたら あなたと歩けたら
なんて 数えきれない想いは溢れる
後悔は 生きてく上での
いちばんの痛みだと知って
お店の人が 「春の新作 いかがですか?」と
言うけれど
僕は(私は)また
いつもの チーズケーキを頼むだけ……。
読んでくれて
ありがとうございました。
#朗読台本 #声劇台本
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