<朗読声劇用>「咲けない場所」
朗読してくれた 素敵なあなたの名前
<朗読声劇用>「咲けない場所」
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途中 文章 迷子になって
台本の着地点も見失って
着地の時「グギっ」と捻挫したような
そんな台本になりました……
朗読台本133本目です。
「咲けない場所」
題名は読まないほうがいいと思います。
ランドセルを背負って飛ばした
たんぽぽの綿帽子
あの綿帽子は
どこで花を咲かせたのかな?
今では もう分からないけれど
スポーツが得意で
走るのが早かった リョウ君は
今、どこで
一生懸命 汗をかいてるのかな?
いつも ぼんやりと窓の向こうを眺めてた
綺麗な目をした ユキちゃんは
今、どこで何を その目に映してるのかな?
先生のモノマネや ふざけた事をやって
みんなの事を笑わせていた
カズ君は
今も誰かを楽しませたり
笑わせてたりするのかな?
あの頃より 僕の(私の)手は体は
大きくなって
いろんな事を見たり 聞いたり
感じたりして来たけれど
時々、すごく不安になる
僕は(私は)ちゃんと ここに立てていますか?
一生懸命に頑張れてるのかな?
この目は何を映してるんだろう?
周りの人を 目の前の人を
楽しませたり出来てるかな?って
ふと気付けば 綿帽子ふわり
咲く場所を選べなくても
望まない所へ向かおうとも
気持ち良さそうに飛んでいる。
読んでくれて
ありがとうございました。
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