【予告風声劇】地獄三文釈迦説法
「きやま」『甘乃暖』
【予告風声劇】地獄三文釈迦説法
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#声劇 #声劇台本 #掛け合い #CM風声劇 #はなせのはなし
とても久しぶりに甘乃暖さんとコラボ致しまして、トギリの声をやらせていただきました。
トギリ、という言葉を検索にかけると、戸切りという言葉が出てきました。なんでも、「刃物等にて門戸を切破り侵入する者。」なのだとか。
トギリはそうやってどこかに押し入り、悪さを働いた者なのかもしれませんね。
あるいは、人斬りからもじってトギリなのか…
ともかく、悪人であったことはご覧の通りであります。
そんな彼が、人間ながらに獄卒の仕事を請け負っているのは、どこぞの仏様まがいの者から
「こっちの仕事手伝ってくれたら、お前さんも極楽浄土連れてってあげるよ(CV:若本規夫)」
等と言われたからなのかなと、作者様のキャプションを読んで思いました。(CVは僕の好みです。いやまあ、どちらかというと若本さんの真似をする杉田さんで再生されたのですが。どうでもいいですね。)
しかし、そう言われてあくせく働いてみたものの、もう長いこと極楽浄土に行けるという話は彼の元へは来ていないのだろうなあ、とも思いました。
いつになったら救われるのだろう。何の為にわざわざ同じ人間、あるいは同じ悪人に恨まれるようなことを死んでからもやっているのだろう。それが嫌で救いを求めたはずなのに。
そんな彼の気持ちを、「どうしてだろうなぁ?」というセリフに込めたつもりです。飽くまでつもりなので、完璧に表現出来ている、などと傲慢な事を言うつもりまではありませんが。
また、最後のシーンで「そこまでだ」といった彼の内面には、死してなお怨嗟の炎に焼かれ続けるアヤメの苦しみを断ち切ってやろう、みたいな慈悲の心があれば良いなあと思いました。
さて、気まぐれに個人的な解釈なんぞを長々と書き連ねてしまいましたが、ここまで読んでくださった方がいるのなら、それは大変にありがたいことと存じます。
噺家か?僕は。
…ちなみに、釈迦が残した経典(正確には本人が残したものではなく、弟子たちが釈迦の説法を書き留めたものなのだそうですが)には、悪人成仏を説いた一節もあると聞きます。
トギリがいつかは救われることを、願うばかりです。
それでは。
Comment
3commnets
- きやまうわー!ありがとうございます! まさか作者様からお褒めいただけるとは…! あれこれ考えながら挑んだ甲斐がありました! 本当にありがとうございます!
- きやま
- 甘乃暖(amano_hal)@本垢きやまさん!お久しぶりです(*' ')*, ,)✨ そしてコラボありがとうございます〜!嬉しいです🥰 キャプションに書いてあったきやまさんの解釈に、なるほど…🤔💡とまた考えさせられました!トギリが何者なのか?なんの為にアヤメを追っていたのか?解釈と演技から分かった気がします…!解釈もそうですが、やはり演技がお上手で聞き入ってしまいました✨またご一緒させて下さいませ(。ᵕᴗᵕ。)"