あの人を殺すより
面白いことをしよう
悲しみと棒アイスを食う
あの人を殴るより
イチャついて側にいよう
唇が離れぬように抱く
彼の町見や 美し火や
下等どもが涙の川
この鼓動は何のためか
虫は消えた
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以下、読まなくてもいいキャプション。
Same Thingの中ではこの曲が一番好きかもしれません。
というか今までの星野源の曲全部引っくるめてもこの曲はかなり好きかもしれない。
今回のEP、すごい良くないですか?
ゲン・ホシノのガチ勢ではないゴリラのイメージなので色々間違ってるとは思うんですけど。
星野源って「自分探しじゃなくて自分なくし」ってのを色んなところで言っていて、実際に星野源が作る曲から浮かんでくる人間像って星野源自身ではないよな、と常々思っていて。
ただ、今回のEPはどの曲もはっきりとした、但し独りよがりではない星野源の主観を感じる気がするんです。個人的に。
今回のEPの主軸は間違いなくコラボレーションでしょう。
ワンマンで音楽を作ってきたいつもの星野源とは少しだけ違う星野源を垣間見ることができます。
これまで自分なくしを掲げてきた星野源が歌うのは「自分自身」ではなく「不特定多数の誰か自身」でした。
しかしコラボレーションは「相手」と「自分」がいなければ成立しません。相手の認識だけではなく、自分の認識が必要です。
今回のコラボで良いなあと思うのはどちらかがどちらかに染まってしまうことなく、調和しながらも互いの「個」が引き立っているところ。
要するに、コラボレーションというのはある意味、結果的に、自分探しに近い作業にあたるのではないか?
そんなEPのラストに「私」は収録されています。
たった1人のシンプルな弾き語りは、はっきり言って『星野源らしい』スタイルです。ただ一つ違うのは、自分なくしを掲げてきた星野源がコラボレーションを経て「私」というタイトルの曲を歌っていること。
この曲がSame Thingの終着駅でもあり、ここからまた「星野源」という1人のアーティストが開かれていく出発点でもある。
「私」を歌った星野源がこれからどんな音楽を発信するのか、なんかすごい楽しみなんですよね。
以上、オタクの早口キャプションでした。
色んな楽しみ方を供給してくれてありがとうゲンホシノ
ぐちゃぐちゃ書きましたけどこれはあくまで後付けで、
私は単純にこの曲が、曲として、とても好きです。
ここまで書いてから、これnanaのキャプションじゃなくてnoteで書けよ、と思いました。ちゃんちゃん。
Comment
2commnets
- kokoko_kobukuroこの曲への思いが伝わるとっても素敵なお歌でした! とてもうれしいコラボでした!!!
- はろぼんさすがに過去一やばいキャプションなので自分でも引いてます。恥ずかしくなったらやばい部分だけ消します。全部じゃん。