楽な仕事
異譚 刀剣乱舞
楽な仕事
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#異譚刀剣乱舞
厩にいる骨喰と長谷部
それぞれ掃除や馬の手入れをしている
骨喰:馬の目は、綺麗だな。
長谷部:主の命とあらば、馬当番であろうとも……、
骨喰:長谷部、柵の中を掃除する。小雲雀の相手を頼む。
長谷部:分かった。ほら、こっちだ。…フッ、馬の相手など容易いな。
骨喰:流石だな、よく懐いている。
長谷部:戦場において馬は刀に並ぶ必需品だが、刀のように思うままに操れる訳ではない。日頃の信頼関係が、戦場においてより早く走る為の糧となる。
骨喰:…馬に乗らなくても、長谷部は早いが。
長谷部:当然だ。馬に頼るばかりでは主からの誉など頂けようもない。
馬:ヒヒィン!
長谷部の言葉にむかついて嘶く馬
長谷部:うわ、どうどう!
骨喰:お前を貶したんじゃない。お前が一緒に戦ってくれれば百人力だが、お前だけに任せてはいけない、自分も強くならなければ、と話したんだ。
骨喰に宥められ、落ち着く馬
長谷部:すまなかったな、三国黒。
山姥切と小夜が馬を連れて来る
山姥切:今帰った。松風の手入れを頼めるか。
骨喰:山姥切、小夜、おかえり。遠征お疲れ様。
小夜:…お二人も、お疲れ様です。
山姥切:俺は主に報告しに行ってくる。小夜は…
小夜:…ぼくは、部屋に戻ります。…それじゃ。
山姥切、小夜、退場
長谷部、溜息を吐いて
長谷部:主の命令に逆らうつもりは無いが、遠征、内番ばかりで一向に出陣の命が降りないのは些か…不満、という訳ではないが…
骨喰:…そうだな。
二人とも口を閉じて作業に集中する
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