機械人形が目を覚ます
台本:藤鴇ゆずり様
機械人形が目を覚ます
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ウルド【もちまる。】
マスター【つばな】
関西弁マスターです。
態度悪いね〜〜〜( ^ω^)
ごめんね〜〜〜
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【あらすじ】
密かに作り上げられた、一部の人間しか知らない実験施設。そこでその機械人形は目を覚ました。
目の前には、自分のマスターである一人の男の姿。
BGM:DOVA-SYNDROME
♪僕はここにいるよ-Desire of truth-
/NaruIDEA
SE:On-Jin ~音人~
ファンタジー実は同じ世界観シリーズ
https://nana-music.com/playlists/2450519/
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Comment
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- ちゃもの声劇へようこそ🐱マスター「へえ、随分と精巧に作ってあるんだね。いっそ余計なくらい」 ウルド「おはようございます、マスター」 マスター「え?」 ウルド「お名前でお呼びした方がよろしいでしょうか」 マスター「マスターでいいよ。これから先、何があろうと君が僕の名前を呼ぶことは許さない」 ウルド「承知いたしました」 マスター「君に名前は?」 ウルド「いいえ。必要であれば頂くようにと」 マスター「……名前なんて、存在を縛り付けるだけだ」 ウルド「?」 マスター「どう思う」 ウルド「質問の内容が曖昧過ぎます」 マスター「そう。なら君の名前はウルドにする」 ウルド「ウルド?」 マスター「意味は知らない。だからこれはただの記号」 ウルド「かしこまりました。ところで、マスター」 マスター「なに」 ウルド「マスターにご家族はいらっしゃらないのですか」 マスター「それは君に何か関係があるの?」 ウルド「いいえ、ただの興味です」 マスター「へえ」 ウルド「何をしたらいいか分からない場合『質問』をしろと」 マスター「……直接何したらいいか聞けばいいでしょ」 ウルド「そうなのですか?」 マスター「まあいいや。君はしばらく調整でもしてて」 ウルド「調整は終了しています」 マスター「なら、城の中でなら好きにすればいい」 ウルド「好きにする?」 マスター「……はぁ。書庫で本でも読んでて」 ウルド「はい」 (SE:足音遠ざかる) マスター「ほんと、声までそっくりとは」