【二人声劇】唇の悲劇【台本】

「」×『』

「あなた、 唇に毒でも塗ってわたしの部屋に来たでしょ」 『どうしてそんなことを言うんだい？』 「あなたのキスでもう立ってられないもの」 『それは嬉しいことを言ってくれるね』 「ねえベッドまで連れてって」 『仰せのままに』 「今日は何をして遊ぶの？わたしのロミオ」 『はは、ジュリエット 今日はどこまでもベッドの海に沈もうじゃないか』 「くすくす」 『何がおかしいんだい？』 「あなたって本当に馬鹿な男ね」 『なにを………ぐっ（苦しむ）』 「…っ、激しいキスをありがとう これでわたしとあなたは ホンモノのロミオとジュリエットよ（苦しげに）」 『なにを…し…』 「…っ、わたしのルージュ 今日少し濃いと思わなかった？ 毒を塗ってきたのは、わたしの方、ふふ（苦しげに）」 『あ…あ……』 「結ばれないのなら死んでしまいましょう ふふ、愛してるわ… わたしの…ロミオ…（苦しげに）」 ナナオナイップさんの素晴らしい伴奏お借りいたしました。 情熱的な悲劇でした。 唇に毒を塗ってのくだり、スガシカオを思い出しますね。 ご使用の際には一言コメントいただけると幸いです。 #声劇 #台本 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph