4時限目
今夜、晩餐は学校で。
4時限目
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月曜日。
どこか元気のない恵林が、珍しく晩餐会に参加しなかった。
不思議に思ったアインは、聞き込みを開始。
放課後。紫苑を探して教室まで行くと、
里奈の机の下には、彼女の物と思われるノートが
落ちていた。
しかし、その表紙に大きく書かれていたのは
彼女を批判する残酷なもので_______________…
[情報屋からのお知らせ]
【今夜、晩餐は学校で。】小説デビュー!?
90秒では物足りない。
彼女たちの紡ぐ、非現実的な学園生活を
その一冊に。
さて。あなたも下駄箱を覗く時がきたようですよ。
下のリンクから飛んでください。
https://uranai.nosv.org/u.php/novel/dba579df464/
こちらも同じ物が載っています。
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小説が読めます。
:更新はこちらの方が若干遅めです。
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評価、コメントお待ちしております。
[セリフ]
雨が降り出した
「なあ、今日はどーする?」
「…ああ、ごめん、ちょっと今日は
私パス」
週明け。
不機嫌な天気が、彼女の瞳を曇らせたように見えた。
放課後の理科室で
俺と里奈は窓の外を眺めている。
「土曜日は、中村くんに誘われて遊びに行ったの」
「なんかあったのかなー。
日曜日はエリンと会ってない?」
「…」
「里奈?」
「…へ?あ、ごめん…
ちょっと考え事」
「おい葵、土日、エリンなんかあったのか?」
「は?そんなの俺が知るわけないでしょ」
何故か機嫌の悪いこいつを
教室の外まで引っ張って問いただす。
「土曜日はしーくん達と遊んだんだろ!
何か知らないのかよ!」
「知らない。終始楽しそうだったけど。
帰りは送ってもらってたしね。」
「送って貰ってたって…エリンが、しーくんに?」
「君たち!授業始まるわよ!」
「はあ…そうだよ、もういい?」
「あ、おい!」
付き合いの悪いやつ
「しーくん!!
…あれ?いないのかよ」
空っぽの教室で
「たく、ほんと俺ってタイミング悪いなあ」
俺が見た物は
「なんか、落ちてる…
里奈の机の下か…里奈のやつ……っ!?」
心の無い罵詈雑言が
表紙を飾るB5サイズのノート。
名前の欄にはマジックペンで高塚里奈と
書かれている。
「なん…だよ、これ
まるで、これじゃあ、
いじめじゃないか…!」
「見ないで!!」
「っ!里奈!これ、誰にやられた…」
「自分で書いたの!」
「はあ!?嘘つけ!ホントのこと言えよ!」
「自分で書いたの!!ほっといて!」
「あ!!おい!待てよ!里奈!里奈!
…ッ、なんなんだよ、あのノート…!」
「特大スクープ大発見の予感かも…!?」
#創作
#声劇
#今夜晩餐は学校で
Comment
2commnets
- 今夜、晩餐は学校で。
- ゆっきんス..ス...(゚Д゚(゚Д゚ノ(゚Д゚ノ)ノスゲー!!! 凝ってますね!!秀逸だわ (๑✪∀✪ノノ゙✧パチパチ♪ 圧倒されました!! 丁寧に重ねられてて素晴らしい世界感