3時限目
今夜、晩餐は学校で。
3時限目
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追放者少年―――中村紫苑
犬猿の仲である彼からの煽りに腹を立てた桐ヶ谷は
とある方法を思いつく。
中村の狙いは、女子と仲がいい自分を
桐ヶ谷に見せ付けること。
ならば、自分もそこに女子を連れて行けばいい
桐ヶ谷はそう思った。
しかし、待ち合わせ場所に登場した中村の隣には
予想外の人物がいた_______________！？
［セリフ］
「初日から浮いちゃって、
ダメだなぁ葵は」
「あっそうだ。土曜は宮野ちゃんたちと遊びに行くんだよね、俺。」
「うーん、仕方ないから友達のいない
可哀想なお前を誘ってあげようかなぁ」
「てことで、土曜の午前10時に駅前ね。
ちゃんときてね？あーおちゃん」
むかつく。
「それで、私が必要ってわけね」
「うん、だから1週間で徐々に
仲良くなっていったふうに仕向けたい」
「随分幼稚な理由…」 「なに？」
「いやなんでもないです」
「とにかく、土曜空けといて。
あと、できれば高塚さんも連れていきたいんだけど」
「ああ、聞いておくね」
「あ…ごめんね。土曜日はもう先約があるの…」
「ってことで、里奈はバツでした。」
あいつは、自分が女子と仲がいいところを
見せつけて優越感に浸るためだけに
いつも俺を誘ってくる。
なら、俺も女子を連れていけばいい。
お前が見下している俺の隣に、女子がいたら。
お前は、きっと面白くないだろう。
その顔を見るために。
俺たちは1週間、極力一緒に行動した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ペアを組んでください」
「畑中さん、組もう」
「うん！」
「終わった人同士で丸つけをしてください」
「葵、丸つけて！」
「なにこれ全部間違ってる」
「え」
「はあ…君馬鹿なの？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「うわ、なんも考えずに待ち合わせ場所に来ちゃったけど…私宮野さんと
あんまり関わりないしなあ…」
「あれ、部活一緒なんじゃないの？」
「ああ、まあ…
…ん？」
「…どうしたの？」
「あの子だよね。あれ、なんで3人…」
「…？」
「…ねえ、なんで里奈がいるの？
まさか先約って…」
両隣に、女子を連れた＿＿＿＿
「お待たせー。ビックリしたよ〜
まさか葵が女の子と来るなんて…
同じクラスだよね、中村だよ。
よろしくね、えりん。」
出席番号1番。
中村紫苑。
「みんなからは、しーくんって呼ばれてまーす」
小学1年生からから同じクラスで
「あれ、顔色悪いね」
俺の大嫌いな男
「何か、予想外なことでもあった？」
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#今夜晩餐は学校で
#声劇
#創作
Comment
2commnets
今夜、晩餐は学校で。
しふるひえええしーくん再現度高ぇ…！！再現度も何も本物なんだけどさ…！！！！！！しーくんの顔色悪いねの煽り方が好きじゃ〜！！！！葵くんの表情が見えるww
