おじさん と

●おじさん: ○ :

1人の初老の男性の前に、 が。 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ ●「…えっとぉ」 〇「おや、負の気配を感じて来てみたら、私のことが認識できるところまできてるのですか」 ●「ニコチンって幻覚作用あったのか。ついに人間を辞めたか俺」 〇「幻覚ではないですし、あなたは人間ですよ。ただ死期が近いとおっしゃればいいですかね」 ●「まじで？　来世は人間確定なの？」 〇「このままいけば来世では人間になるでしょう。悪徳を積むと前世の記憶を持ったまま人外に」 ●「それは勘弁こうむりたいねぇ」 〇「これからの人生も、いつも通り過ごすことをお勧めします」 ●「もとよりそうするつもりだったし、そうするよ」 〇「あと、私に会った人にささやかな願いを聞いてあげているのですが、どうされますか？」 ●「魂取られたりしないよね？　でも…関係ないか」 〇「死にたい…のですか？」 ●「いや、死ぬ時にね。死ぬ時はせめて地獄に行きたいもんだねぇ」 〇「おや、天国では？」 ●「天国？　はっ、どうせそこ、禁煙だろ？」 〇「ふふ、なるほど。承知しました。それでは…良い、善い人生を」 ●「あぁ。それじゃあな死神様、じゃあな人生」 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ #二人用台本 #2人用台本 #掛け合い #静か #まるひとの台本 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ テーマ提供 https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/akira-typeo/entry-12174270620.html