綾部喜八郎ノ話①
なべこ@ぴあのうた
綾部喜八郎ノ話①
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1分半に入らないので、とりあえずここまで
今日作った穴は、とても綺麗な穴だ。
僕の心が、浄化されるような。
そんな綺麗な穴を
掘って
掘って
掘って
掘って
掘り続けた。
掘ることだけを考えて、何も考えないように。
完成した穴の一番奥に座って、一人で空を眺めていた。
もうすっかり日も暮れて、星が輝いていた。
僕はこの穴に、感情を捨てることにした
気がついたら、目で追っていた。
なんとなく、三木ヱ門と仲のいい先輩だったから、話しかけて見て。
なんとなく、話しやすかったからそのまま、仲良くしてもらって。
なんとなく、誰かと一緒にいると、胸が痛む気がして。
なんとなく、僕に話しかけてくれると、嬉しいような気がして。
そんな曖昧な感情が、確証に変わったのは、ついさっきのことだ。
〇〇先輩が亡くなった後に、こんなことに気づくなんて。
普通に、憧れてるだけだと思っていた。
普通に、尊敬の意味の好きだと思っていたのに。
それが恋、だなんて。
知りたくなかった。
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