【声劇台本】夜の海に眠る
僕( ) 君( ) 演奏:じん/pf.彗
【声劇台本】夜の海に眠る
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じんさん、彗さんのコラボ作品と
ご一緒させていただきました。
月だけが浮かぶ真っ暗な夜の海をイメージしました。
そこに流れる物悲しい旋律が
映画のラストシーンのようで
ドラマがあり、
何度も繰り返し聞かせていただきました…!
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君:どうしてそこまでしてくれるの?
僕:わからない。
でも、やっぱり一人ぼっちは淋しいよ。
僕の白いスニーカーと
君の小さなパンプス
浜辺に並んで僕たちを見つめていた
君:冷たいね。
僕:うん。
君:いつでもやめていいのよ?
この手を離して駆け出せば
あなたは助かる。
僕:そうしたら君はどうなるの?
君:人間に未練を残さずに向こうへ行けるわ。
僕:手を離さなかったら?
君:そういう人間もいる。
そう思って向こうへ行けるわ。
僕:2人で戻る道はないのかな。
君:愚問ね。
それが出来ないからここにいるのよ。
僕:真っ暗だね。
君:そうね。
後悔してる?
僕:してるよ。
冷たいし怖い。
だけど今戻ったら僕はまた後悔する。
その時はもう一人ぼっちだ。
君:迷惑ばかりかけたわね。
僕:うん。
君:手、離さないでね。
僕:うん。
君:一人にしないで。
僕:うん。
おやすみなさい。
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