I LOVE YOU

尾崎豊

あまりにも有名すぎるこの曲、今日はこの歌の歌詞を改めて考えると同時に人を愛するってことについてもう一度考えてみました。 歌って有名になりすぎると、もうその曲自体が凄いって印象を与えてしまって、有名な曲ほど歌詞の意味を考える人や機会が減ってしまうように感じます。「売れているから聴く」一種のブランド思考のようにも感じますね。 確かにたくさん売れた曲はそれだけの素晴らしさがあることには間違えありません。でも歌は受け取り手によってどう感じるのも自由です。だからどんな曲でも、その曲に深い思い出があったり素晴らしいと感じれば、それはもう自分の中での名曲として心に刻んでおいていいと思います！ さて、まずみなさんはどんなに若い方でも尾崎豊を知らない人はまず居ないんじゃないでしょうか。僕も彼の事は彼が亡くなってしばらく経ってから知りましたが、初めて彼の曲を聴いたとき、衝撃を受けたのを鮮明に憶えてます。 僕はあんまり詳しくはないけど、彼がどんな人間だったか軽く説明しますね。 尾崎豊は1980年代から1990年代に活躍したシンガーソングライターです。 彼の造る曲は、人の生きる意味や、社会での葛藤とストレートに向き合った歌詞が特徴だと思います。LIVEでのパフォーマンスも凄まじくて、ペース配分なんて無視した無茶苦茶な演出が観るものの心をつかんで離さなかったのではないかと思います。当時の若者は彼の影響を大きく受けて人生が変わったと言う人も多いみたいですね。僕から見た尾崎は常にボロボロになりながら何かと戦っていて、苦しみながらも必死で答えを探しているように見えました。痛々しいけれどそれが人の本当の姿だし、かっこいい生き方だなって素直に思います。尾崎豊だけを特別視するわけじゃないですが、こんなに苦しんでその生き様ををステージで晒している歌手は他に見たことがないです(><) 彼は26歳という若さでこの世をさりました。そのこともあり伝説や若者のカリスマとか、すごく大きな存在として扱われていますが、彼も一人のただの人間なんです。生きるということに必死に向き合ってもがいている僕達と同じ人間なんですよね。 ここからは「I love you」について触れていきます！やっとですねwww 我ながら前振りでこんなに長いとかありえないでしょ笑 さっき改めてこの曲の歌詞を読んでみて気づいたことがあります。 この曲ラブソングなのにすっごく悲しそうなんですよ。こんな悲しいラブソングはなかなか無いなって思いました。でもそれだけじゃなくて悲しいからこその美しさってゆうのもあって本当に綺麗な曲だと思います。この歌詞に出てくるカップルはどうしても離れなきゃいけない深い事情があったのだと思います。2人は残された僅かな時間を何を思いながら過ごしていたのだろうかって考えると胸が苦しくなります。 この曲のモチーフは尾崎が高校生だった当時に付き合っていた彼女だそうで、彼女の親の反対によって2人は無理やり引き離されてしまいます。これは2人に関わらずそういったカップルも少なくない、そんな時代だったそうです。なんかすっごく悲しいですね… でもこれはあくまでモチーフであって、実話をそのまま書いた歌ではないことは事実です。2番の歌詞に「若すぎる2人の愛には 触れられぬ 秘密がある」と出てくるのですが、2人の間にはただお別れしなきゃいけない事実の他にももっと大きな何かがあったのではないかなって思いました。 忘れちゃいけないのはこの曲、彼がまだ17歳の時に造られた曲なんです。 当時、尾崎はアルバムを制作していました。でも曲が足りないからバラードを作ってくれと指示されたそうです。そこで彼はそれならいい曲がありますと言ったそうです。曲は完成していなくても頭の中にこの曲のイメージはあったのだと思います。そこから彼は3日でこの曲を仕上げて無事にアルバムに収録され、後に新たにシングルとして発売し、名曲になりました。 長くなりましたが、尾崎豊と「I love you」の説明については以上です。 僕なりの解釈で一生懸命歌ったので聴いてもらえると嬉しいです。 すごく長いキャプションを読んでくださり本当にありがとうございましたm(_ _)m