いくぞ英雄王、武器の貯蔵は充分か。2

士郎:ドスゲロス ギル:ユウ

士郎 「勘違いしていた……俺の剣製っていうのは 剣を創る事じゃないんだ。 俺に出来る事はただ一つ、自分の心を…… 形にする事だけだった……！ 身体は剣(つるぎ)で出来ている！！ 血潮は鉄で、心は硝子。 幾度(いくたび)の戦場を越えて不敗。 ただ一度の敗走もなく、 ただ一度の勝利もなし。 担い手はここに一人。 剣(つるぎ)の丘で鉄を打つ。 ならば、我が生涯に意味はいらず。 この身体はっ、 無限の剣(つるぎ)で出来ていたっ！！」 士郎 「そうだ、剣(けん)を創る(つくる)んじゃない。 俺は無限に剣(けん)を内包した世界を創る(つくる)。 それだけが、衛宮士郎に許された魔術だった」 ギル 「固有結界か……それで、このみすぼらしい心象で何が出来る？」 士郎 「これらは全て偽物だ。 だが、偽物が本物に敵わないなんて道理はない。 お前が本物だというのなら……、 その悉く(ことごとく)を凌駕して、 その存在を叩き落とそう。 いくぞ、英雄王、武器の貯蔵は充分か……！」 #Fate #フェイト #台詞