台本『君は何処に』
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台本『君は何処に』
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空を飛ぶ事に憧れた少女
少女を愛した少年
10年経った今でも
少年は空を見ると思い出すのだ
あの懐かしい日々を
鳥が好きだった君は
今どこにいるのだろう
雲ひとつない晴天を見ると
君の行く末がはっきりしてるみたいで
僕は安心するよ
歩くことも出来なかった君が
空を飛ぶ事を夢見ていた時は
正直、馬鹿げた話だと思った
けれども、君と接していくうちに
そんな考えは消えていったよ
君の瞳に映る意志を見ていると
不思議と出来るんじゃないかって思わされた
鳥になった気分はどんな感じだい?
空の上ってどれくらい寒いの?
なんてたわいない質問をもう一度したいな…
今の僕が君にできることは
天気が雨にならないように
てるてる坊主を作ることぐらいかな
君が飛んでいる空の景色を
僕も見てみたい
それはまだ少し先の事だけど
その時はまた二人でどこかに行こう…
#拍手返します
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