《声劇》ラノベ 朗読 2
風葉 希子
《声劇》ラノベ 朗読 2
- 13
- 1
- 0
個人で書いたラノベ(笑)です。
声劇(?)をやる方は声劇を
普通に読んでいっても歓迎です。
※面白ければ拍手orコメよろです!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
あ、なんかびっくりしてる。いや、フツー聞くだろそれ。
「・・・あれ、・・・・・ここの・・・・・」
なんか言ってるの聞こえるけど何言ってんだろ、あの焦りようから見るとなんかミスでもしたのかな?
「えーっと、まずは何から話せばいいんでしょうか・・・」
いや、俺に聞くなよ。こっちは何もわかんない状態で連れてこられてるんだぞ。いや待って、俺死んだんだっけ。
「えっと、ここはあなたたちの住む世界で言う“天界”になります」
・・・やっぱ死んだんだな、俺。で、なんで俺は謝られたのかっていうと・・・
「あの、ですね、こちらの手違いで間違えてあなたを天界に連れてきてしまったんです・・・」
いや手違いで殺されたのかよ俺。いや攻めるつもりはないけど、なんかもったいないなぁ、まだ人生の半分も過ごしてないのに。
「いや、それはいいんですよ。なんかそんな気がしてたんで」
「いや、いいんですか!?」
うお、びっくりした。
「いやそんなことより俺はどうすればいいんですか?」
なんか唖然としてる。口ずっと空いている。
あんぐりと言う擬音がぴったりの顔している目の前の人を見ていると、急にはっとして言った。
「はっ、あ、あのですね、これからあなたには、もう一つの世界に転生してもらおうかと」
「え、なんで。生き返らせるなら元の世界に戻せばいいのに」
俺は、間髪入れずそう答えた。どちらかと言うと突っ込みに近かった。
「・・・あ、えっとですね、一度死んだ人をもとの世界に戻すことは禁止されているんです」
そうなのか。てか,普通そうだよな。生き返らせるとなると俺を知ってる人の記憶をすべて捻じ曲げることになるしな。
ならどこに生き返らせるのだろうか?俺の生きてる世界以外にも世界があるのだろうか?
「その代わりといっては何ですが、あなたはゲームって好きですか?」
おっと、唐突ですね。
「まぁ、それなりには好きですね。というか、大好きです」
あ、ゲームで思い出したけど俺の買ったゲームってどうなったんだろ。まぁ、誰かに回収されてるってオチだろうな。
「それならよかったです!今から転生していただく世界は、そのまま剣と魔法の世界なんです!」
どこかで聞いたことあるフレーズだなぁ・・・まるでログ〇スみたいな・・・
「いや待って、俺がそんなところ行って即死とかしないんですか?」
いや待って、黙らないで。怖いから。しかも考え込んでるし・・・
30秒くらいの沈黙ののち、口を開くと
「・・・大丈夫です・・・・・多分・・・」
確証ないのかよ・・・怖すぎだろ。
「まあ、こちらの手違いで起きたことですし、最低限ですが装備とお金はお渡しします」
まぁ、よくよく考えたら俺殺されてる身だしね、そうなるよね。
「はぁ」
ちょっと戸惑い交じりに、答えた。それに加えて、面白いものをもらえることになった。
「それに、"今は"一つしかないのですが能力
アビリティ
を付与します」
おお、なんだそれ面白そう。どんな能力なのか尋ねようとすると、
「それは、向こうの世界についてからのお楽しみということで・・・」
教えてもらえなかった。なんだろうか? 魔法とかか?
まぁ、なんにせよ少し楽しみだ。
「あ、準備ができましたのでよろしければそちらの魔方陣に乗っていただけますか?」
そんなことを考えていると、そう声をかけられた。
「あ、はい」
ふと思ったのだが、言葉とかって通じるのだろうか?そう思って聞いてみると
「えっとですね、文字や、言語などは日本語のままなので大丈夫なのですが、あちらの世界の最低限の情報は、脳に直接負担をかけ送り込みます。まぁ、心配はしなくてもいいってことですよ!」
まぁ、それならいいのだが。脳に直接負担って、怖いな。記憶とか吹っ飛びそう。心配いらないらしいけど。
「では、あちらにお送りしますね。一応最終目的は魔王討伐で、討伐すればその報酬として、一つだけどんな願いでもかないます」
へぇ、マジのRPGみたいだな。元の世界に生き返らせてもらうとかもありなのか。
「では、そろそろお送りします」
うぉぉ、なんか楽しみだな。
「あ、お願いします」
てかこの人女神なんだな。いまさらながらに分かった。
その女神さまが、ふぅ、と一息つくと
「では、頑張ってください!」
そういって、俺は送り出された。
「まぁ、ちょっとだけ頑張ってみるか・・・」
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
前回 https://nana-music.com/sounds/046447aa/
一応、セリフもあるのでそこは分けてもらえれば…
1人でもやってくれる方がいたら続きが更新されるかもしれないです。
↓一応元の小説サイトの方もどぞ↓
https://ncode.syosetu.com/n9014eg/
Comment
No Comments Yet.