【声劇台本】遍く幸せ

演者様のお名前「」『』

継ぎ接ぎだらけの最高傑作。銘は 式ノ零。 半分機械で、半分人間の、あたしの大好きな人。 彼が出兵してから、勝利の知らせが続々と続き、 けどそれはすぐに萎んで、そして停戦協定が結ばれた。 平和になったよ、きっとアンタのおかげだよ。 けれど帰ってきた「彼」だった部品たちは、 必死になって繋ぎ集めても 彼の半身にも満たなかった。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 「…あたしはどんな人形だって直せるし 砕けたすちぃるも 焼け焦げたうりんも、 全部継ぎ直してみせるのに、 なんで、帰って、……っ！」 『ァー、…帰ってきましたヨ、なァんて、』 「、零！！！！！！！！！！」 『おわァ、いや 泣くなって……あー、ほら、サ 生きて帰って、笑わせるって、なァ、』 「ぅ～、っ…へへ、れい。」 『…おう』 「いきてるね」 『あー、うん』 「いきて かえってきたね」 『色々 また欠けちまったけどな』 「だいじょうぶ。」 『そっ、か。』 「生きてると、あったかいの。 …ちゃんと確かめて。」 『ハハ、機械だったから 人への触れ方なんて、ッ』 「おかえり、レイ。」 『…』 「」 『…っ、……』 「レイ、おかえりなさい。」 『…………っただいま、アマネ。』 ……………………………………………… 笑って終わり、そうしたらきっと この先に何があっても きっと、きっと幸せ。 ただいま、おかえり、どうかお幸せに。 と、いうことで、「生きて帰って」これるのか チャレンジ 成功です…！ 過去台本の続編です。 (https://nana-music.com/sounds/0355aa38/) 前作から追って頂けると嬉しいです。 悲しげな少女の前に、ヌルッと現れる野郎が1人… あれ、デジャヴュかな？？ って感じですね。へぇへぇ、月も桜もお綺麗で。 ご都合主義もいい加減になさい！って感じですか。 状況や背景、描写は皆様のお好きなように。 ただ、彼が帰ってきたよ という 報告だけしたかったので、 台詞や流れの改変もどうぞご自由に。 前作に続き素敵な音をお借りしました！ #四ノ宮りゐオリジナル #掛け合い #卯木の台