【声劇台本】はやむ流れ、潜るは貴方

演者様のお名前

遠くの向こうで、君が笑った気がした 跳ね返った光で、なんだかよく見えなかった ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ｢俺は進む。お前は、どうする？｣ 薄青の瀬を乱しながら 白い裸足が水を散らす。 ーーどこまで歩いて渡る気なの。 穏やかな淵を騒がせて躍り出た君の、 なんと眩しいことか。 一直線に進む。待ってはくれない。 そんな君だから、目が離せない。 遠くの海は濃い 深い青色で。 浮くように銀色の光がきらきらと 目を眩ませている。 ｢見たことのない、景色なんだ｣ 反射光はつよくて まぶしくて、ひどく焦がれる。 ーーけれど陸はとても乾くよ。 渇いて、暑くひりついた空気は 君の白い喉を痛めつけるだろう。 足を絡めて攫おうとする水流の 冷たいのが心地よくて、 足の裏を砂がくすぐるのが愛しくて。けれど、 ｢先が見たいから。ただそれだけだから。｣ 眩しい海の光 、急ぎ足で進めた一歩が 雫を散らし 水音を立てて繋がった。 …………………………………………………… 好きだなぁと思ったピアノの旋律。 進もーう！進もーう！という感じです(？) 瀬の対義語は淵 だそうですね、 あ〜～めっちゃ分かる って漢字を見て思いました。 どうでもいいですね。 君と僕の話かもしれないし、 僕だけの話かもしれない。 あ、一人称は、俺だったかしら。 海にもぐる人のようで、海へくぐる人のようで。 深夜のような 早朝のような もしくは白昼夢？ よくわかりませんね！わたしも分かりません！ ただ、理解されなくとも ちょっとよく分からなくても 進みたい方向に進めれば それは、 それで良いのかもしれないです。 青くて水っぽい台本 何作目か！ 普段は水底とか深海っぽいので。 ちょっと軽めに 今の時期っぽく(？) じゃぶじゃぶと浅瀬を突き進んでください。 眩しい夏だ！！そうなのだ！！ #卯木の台本