【二人声劇台本】御伽噺の向側
少年( )×山神様( )
【二人声劇台本】御伽噺の向側
- 171
- 10
- 0
この、裏切り者ーー
今回はBGMとしてゆずちゃさんの「君に逢いたい」をお借りしました。優しく切ない音色がとても心に響きます。
https://nana-music.com/sounds/0287d211/
ある村に住む少年と神様のお話です。簡単な設定等下に記載しておりますので、気になる方はご一読ください。
1人称、性別の変更、アドリブ、アレンジ等ご自由にしてくださって構いません。原型を留めないアレンジはご遠慮ください。詰め詰めなので少し早口のほうがいいかもしれません。
神様って誰しもが何かを抱えてそうですよね。
ご使用の際には拍手やコメントをしてくださるとお声を辿りやすいです。
追記:詰め込みすぎたので、少し台詞を削りました。
**********
○:山神様
●:少年
○「誰だい不躾な奴だねぇ...おや?」
●「(被せ気味に)神様...ですか...?!」
○「ほぅ?如何にも。ちび、お前よくここまで入ってこれたねぇ...ふーん、親に捨てられて、か。よくある話だな。」
●「?!本当に神様なんですね…この篝火を消せば、命の灯火も消せるって聞いたんですけど、その噂は本当ですか?」
○「っ...どこで手に入れたんだい?」
●「…ある人から…渡されて...僕の命の灯火、これで、綺麗さっぱり消えますか?」
○「…消してみればいいじゃないか。なぜわざわざ私に聞きに?」
●「それは…」
○「ちび、自分の命を他人の判断に委ねるな。自分の言葉には、命には、自分で責任を持つもんだ。」
●「神様は...どうして神様になったんですか。じじ様が話してるのを聞きました。山神様は、その昔生贄として差し出された裏切り者だった、って。今も村のことを守りながら、山に縛られている、って。」
○「そんなじじぃの御伽噺を信じてるのか。クソガキ。」
●「命の灯火、自分で消したんじゃないんですか。逃げられたはずなのに、逃げなかった。何か理由があったから。」
○「…おいちび、お前」
●「…僕は家族を裏切った。だから僕は…」
○「早まるなよ?」
●:(火を消す息の音)
○●「この、裏切り者」
**********
あらすじ:
文明が進んだ現代でも、取り残された集落というのは少なからず存在している。ここ月詠村も、文明の進化とはかけ離れた生活を送っていた。また、山神への信仰心が深かった。毎年山神様への生贄として農作物が捧げられる祭りが開催されるほどには。
聡明な少年がいた。村が周囲から取り残されていることに気付き、またそのことに疑問を持っていた。大人は山神様がいるから大丈夫の一転張り。この村には何かある。疑念を払拭できない少年は、ある人に出会う。
そして少年は、全てを知るーー
主人公(14歳 男の子):
何事にもわからないまま終わらせない性格。幼い頃から村の外へ出れないことに疑問を感じていた。長老の話を盗み聞きしてしまい、何かを決心する。いつまでも身長が伸びないことを悩んでいる。
山神様(xx歳 性別不詳):
飄々としていて何を考えているのかわかりづらい。その昔生贄として山神様に捧げられたことで神を引き継いだ。心の中では様々なことが渦巻いているようだが、毎年捧げられる農作物の中でもトマトだけはいらないと思っている。
**********
Twitter:@seal_nana
#声劇 #台本 #二人声劇 #声劇台本 #二人声劇台本 #しいるの台本 #しいる_御伽話の向側 #ゆずちゃ #BGM
Comment
No Comments Yet.