【2人声劇】 感情の彼方
Jiyo()&ティニー()
【2人声劇】 感情の彼方
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「私は、最愛の貴方を…」
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『Jiyo…お父さんがね、貴方を作ってくれたのよ!』
「私も貴方に出会えて光栄です。よろしくお願いします。」
『ねえ、Jiyo。お父さんがね、村の人に異端だと言われてね…』
「そうですか。」
『貴方はとても冷たいのね…』
『ねえ、Jiyo…お父さんが、死んじゃったの…っ!!私、これからどうしていけばいいの…!!』
「とても悲しいことです…。」
『…っ!感情もないのに!適当なこと言わないでよ!」
『お家が…燃やされているのね…。異端の娘だと…。なぜ、みんな理解してくれないのよ…』
「私は理解しています。
父上様にティニーを頼むと申しつけられました。今が遂行するとき。
さあ、ティニー。私の手に捕まりなさい。」
『Jiyo…?何をするの…?』
「貴方を窓から抜け出させます。」
『貴方は、貴方はどうするの…!?』
「私は、大丈夫ですから。」
「さあ、この手にしっかり捕まりなさい
私は貴方を、大事で大切で失えない貴方を…救いたいのです。」
『待って、Jiyo!!…っじよぉぉお!!!!!』
「わたしはあなたを…本当の兄妹のように…愛して…」
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形の違う兄妹愛。
これは異端なのか、正しかったのか…。
現代ではかなり普通になることが安易に想像し得る世界観ですよね。
またJiyo視点、ティニー視点の1人声劇を投稿します。
Jiyo(ジヨ)→ティニーの父親によって作られた、学習していくAI「」
ティニー→発明家の父がいたが、病気でなくす。Jiyoとは兄妹のような関係。『』
~解釈的解説~
ティニーとJiyoは兄妹のようにとても仲が良かった。
しかしながら、この世界ではロボットが人と共存することは人々にとっての「異端」であったのです。
それゆえに父親は村人に殺され、1人残ったティニーの家にも火がつけられました。
人の感情を学習し続けたJiyoは、ついに悲しいという感情を覚えます。
そして、たった1人残ったマスターであり、兄妹であるティニーを救出することを決断したのでした…。
☆尺がギリギリだと思います。端折ったり、スピード感あるように読んでくださると良いかも思います。
#四ノ宮りゐオリジナル #ノエルの世界 #2人声劇
#悲しい #物語風
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3commnets
- ドスコイサバンナコラボ先にてお借りしました!
- In Japanコラボ先にてお借りしました!
- リンハイティニーをやらせていただきました。難しかったですがとても素敵な台本だったのでお借り致しました!