異聞本丸物語・芒 《合い鳴き》
審神者(藤宮詩織)×大般若長光(斜庭)
異聞本丸物語・芒 《合い鳴き》
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#異聞本丸物語
__巫女は、哀しげに目を伏せ、自分には同情する資格などないのだと語る
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「さて、あんたのこと、見極めさせてもらおうか」
「それで貴方様が納得されるのでしたら、いくらでも」
審神者:同情 高潔な御職の為に呑みこむ
六文の足しになるのなら仇も愛でよう
般若:うんちょっと長船嬢さん今日はどこか
眺めのいい茶屋とか行かないか
2人:「こんな日々を過ごしています」
審神者:売女のような横顔だろう
2人:伝屍の人泣いている 泣いているよ
般若:白けた目を瞑る
2人:きっとこの世は蜃気楼
審神者:浅葱の裃には散る桜
2人:ああ 時勢は流れてゆく
般若:僕の袖を掠めてゆく
「辛くはないのかい?」
「これも、御役目のためですから」
「…へぇ
まぁたまには肩の力抜いて、茶屋にでも行こうじゃないか」
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