田舎の爺ちゃんの遺言
台本【 夏凪 】 おじいちゃん【 夏凪 】 子供【 】
田舎の爺ちゃんの遺言
- 16
- 1
- 0
『おぉ……来てくれたんか? 東京、楽しんどるか?』
「何言ってるんだよ爺ちゃん!! 爺ちゃんが危篤だからって、急いで帰ってきたのに」
『わしか、ほれ、この通り元気じゃよ?』
「元気な訳ないだろ!! こんだけ管に繋がれて……やせ細って……今にも……(泣いて!! めちゃくちゃ泣いて!!)」
『ほれほれ、泣かんといてくれ。まだ死なんよ……。お前と酒……飲む約束しとるからのぉ』
「でも……でも……」
『そうだ。帰ったら、庭になっとるトマトでも食べよう。お前好きだった……だろ……』
「爺ちゃん? 爺ちゃん!!」
『最期に……話……聞いてくれるか?』
「あぁ……」
『大切なものを、大切にしなさい。きっとそれがお前を助けてくれる。辛い時、きっと味方になってくれる。なに、大きいものじゃなくてもいい……。何気ないものでも……大切に……』
「なぁ……爺ちゃん……爺ちゃん!!」
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
《 設定 》
おじいちゃん:田舎で住むおじいちゃん。この度、病気で亡くなる。
子供:田舎から東京へ18歳で上京。突然のおじいちゃんの危篤の知らせに、急いでおじいちゃんのいる病院へ。
《 色々 》
・アドリブはどんどん増し増しで構いませんが、おじいちゃんが最後の言葉を言うところは、できたらおじいちゃん優先でお願いします。
・男性、女性共に、好きに言葉を変えていただいて構いません。言いやすいように言葉の改変も大丈夫です!!
・おじいちゃんやってみたい方は、ぜひぜひ!! その際は、お一声おかけください!!
・初めての台本なので……下手ですが、ぜひ演じてください!!
Comment
No Comments Yet.