1人声劇「清掃時間のたわいない話」
鼠「」
1人声劇「清掃時間のたわいない話」
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人の口に戸は立てられぬ。
わかっていても、癇癪を起こしそう。
頭の中に巣食う常識、きっと必要なかったね。
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いつも一人だったんだって。
教室の隅で縮こまって、会話にも入らず。
入ったところできっと除け者だから、賢い選択だったんじゃない。
席はいっつも、窓の近く。
羨ましいよね。
扉に近いと【臭い】からそっち側使えなっちゃうし、隣になる子は同じ理由からかわいそうだ、と。
皮肉かよってね。
でも、本人はずっとその席に座ってたって。
窓を見てたらしいよ。
……それはわかんないな。ごめん。
で、まあ、そういう、些細なことがヒートアップしちゃって。
ご飯捨てられる、荷物を放り捨てられる、最後には自分も突き落とされる、と。
うん。それで糸が切れたのかな。
窓際でいじめっ子と掴みあいになって、相手を無理に払いのけようとして、失敗して事故であぼん。
と、纏めると概ねこんな話を聞いたかな。
うん。そこの、背もたれのない窓がそうなの。
凄いよね、校舎も何も見えない。そこに広がってるのは空だけだ。考えに耽るにはもってこいな眺め。
そのひとが、どんなことを思っていたか?
分かんないよ——鼠は賢くないの。
でも君なら、なんとなく察しはつくんじゃない。
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窓/とても綺麗な空が見える。ある学校のある教室の窓。
鼠/すぐに日和る存在感のない窓のある学校の生徒。饒舌な自分を出せば人を突き放すような発言をいつし始めてしまうかもわからないので普段は抑えている。
アドリブ・改変・コラボはご自由にどうぞ。
聞きにいった時喜びます。
Nana以外への転載、自作発言はお控えください。
こんにちは!
投稿にワクワクする性格です。
楽しんでもらえるととても嬉しいです(*⁰▿⁰*)
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