【道具として、兵器として】声劇台本
先生()調査官()
【道具として、兵器として】声劇台本
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【道具として、兵器として】声劇台本
[登場人物]
先生と呼ばれる人物と調査官
〈セリフ〉
(調)
あんたがグレムリンを、子供達を兵器(へいき)として戦わせていたんだな先生
いや、レイス・クロイツ
(先)
ふふふっ、いまごろですか
遅すぎる、あまりに遅すぎる
(調)
いいや、遅くはないさ
あんたを逮捕(たいほ)すれば全部終わる
(先)
まったく、あなたはいつも詰(つ)めが甘い
(調)
どういう意味だ
(先)
なぜ護衛(ごえい)も残さずに一人でここにいると思いますか?
(調)
観念(かんねん)したからじゃないのか
(先)
50点の解答(かいとう)ですね
(調)
じゃあ残り半分は?
(先)
子供達はいまどこにいると思いますか?
(調)
まさか!?
(先)
ここまで言えばさすがに気づきましたか
昨夜(さくや)彼らに最後のオーダーを与えました
(調)
あんたは戦争がしたいのか
(先)
戦争?
私の目的は復讐(ふくしゅう)のみ、私から全てを奪(うば)い去った聖府(せいふ)にね
(調)
そんなことのためにあんたはこの国を敵に回すのか!
いますぐ彼らを止めろ!!
(先)
それは不可能です
一度下した命令はとり消せない
(調)
もう手遅れだっていうのか
(先)
言ったでしょう?遅すぎると
さぁ、私を逮捕(たいほ)するといい、あなたにできるのはそれだけです
(調)
あんたは2度と外出ることはないだろう
レイス・クロイツ、国家への反逆(はんぎゃく)ならびに国家転覆(こっかてんぷく)を図(はか)った罪で逮捕する
(先)
あぁ、私の可愛い子供達よ
我らシルキスに栄光(えいこう)あれ!!
〔おしまい〕
《あとがき》
数日前に書き起こしていた台本。文字数が多くて調整に手間取っていたせいで投稿出来なかったやつです。
設定としては、先生と呼ばれている人物レイス・クロイツは学生時代に天才と言われるほどの科学者でした。
研究の最中にある細胞を発見し、それは生物にある影響をもたらすものだったのです。
レイスはその細胞の研究を続け改良を重ねました。
そして、その細胞を人間に打ち込み強化人間を造ることに成功。
レイスはこの細胞を「グレムリン」と命名。
しかし適合したのは大人ではなく子供だった。
ある時一人の強化人間となった子供が脱走し、街で事件を起こす。それがきっかけとなりレイスは聖府により研究は禁忌とされ全てを没収。
身柄を拘束される前に作っていたグレムリン細胞を持ち出しある村に逃げ込む。
そこで素性を隠し教師として振る舞う。
そして、村の子供たちにグレムリン細胞を打ち込みシルキスという組織を立ち上げグレムリン舞台が結成される。
レイスの復讐がここから始まる。
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Comment
4commnets
- 御影
- Kk(京頭巾)台本お借りしました!
- 御影
- 灯火 とーち台本お借りしました!! のちのち、またコラボするとおもいます! かっこいい台本でした