【朗読】蠅の王
鏡牙-kyouga-×マクラウド
【朗読】蠅の王
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【あらすじ】
終焉にも似た光景。
貴方の死体は経死体。
誰も訪れぬ家で、
虫達だけが貴方の死を知っている。
─────────ここから台本─────────
◇男は最期を迎えた。
◆空間とも時間とも乖離(かいり)されたその場所で、
誰にも知られず看取られず。
◆孤独な死を受け入れたのは
淀んだ空気と虫達だけであった。
◇直に腐り逝く死体を食み(はみ)、
生を得て思考を得て
意図せず羽虫は育まれた。
◇死体から生まれた幾万の魂。
全てを与えた人間が虫達の王となった事を
知る者は居ない 。
◆光り輝く羽虫の群れが
森をさ迷う僕にまとわりつき
一つの洋館へと誘う(いざなう)。
◆「ここはどこ?」
◇ドアを開けると無数の羽虫は
一斉に2階への道を指し示し
光のカーペットを彩った
◆階段を登り奥部屋のベッドについた時
人型に光は集まり、浮き上がったのは……
王となり彼らを育て朽ち果てた僕の姿だった。
◆「ただいま戻って来たよ」
◇おかえりなさい。と囁くように
光の群れは死体を慈しんだ。
小さな虫達の世界で
男は『蠅の王』と呼ばれていた。
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【声劇台本】14
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マクラウドさんとの合作台本です。
一緒に書いて頂きありがとうございました。
コラボ例⇒
https://nana-music.com/sounds/033795db/
プレイリスト⇒台本まとめ
BGM:狐@bgm
harukiさん
お借り致しました。
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3commnets
- 鏡牙-kyouga-
- とびまるすごめんなさい…2人声劇だったとは…(´⊙ω⊙`) やっちゃった…
- とびまるす鏡さん、お借りします