茜色
作詞: あんさん
茜色
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気がつくと 鳥の歌
真夜中の雨は
足早に何処かへ逃げて
薄暗いカーテンの向こう
寂しさ運ぶ 茜色
君は今何を思う?
愛らしいその微笑みの
向こう側では 泣いているの?
窓の外をじっと見て
時々あたしの頬を撫でて
優しく 寂しく笑ってみせる
ねぇ
聞かせて
’’でも’’
’’だけど’’
そんな言葉を捨てられたら
君の真ん中の想いは 何?
寂しさ運ぶ 茜色
薄ら君の髪が染まって
涙が零れそうになる
心の中を見せられるなら
全部をさらけ出してもいい
君の心が軽くなるなら
見せてあげたい 何もかも
あたしの吐き出す言葉は
宙に舞って 回り続ける
そんな物 何の役にも立たないの
だからね
黙って君の隣に座る
少し古くなった革のソファー
君が半分空ける席
寂しさ運ぶ 茜色
君の髪と 言葉のない距離
触れた指を自然に繋いで
少し力の入る指先
言葉が邪魔で
君の目を少し見つめた
ほんの少し潤んだ瞳
’’愛してる’’
そう聞こえた気がしてた
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