【女性用一人声劇】拝啓、大切な貴方へ

枝垂書庫

【前書き】 初めまして、枝垂と申します。これが処女作となります。文章等おかしい所があるかもしれませんが、ご容赦ください。よろしければ気軽にお使い頂けると幸いです。 【背景説明】※見なくてもいいですが、見るととより気持ちが込もりやすくなるかもです。 婚約を決めた直後に事故に会い、この世を去った貴方。そのことに打ちひしがれ長らく閉じこもっていた私は、勇気を出して手紙をしたためました。今日は貴方の命日。雨傘をさし、様々な想いが込み上げてくるのを自覚しながら、お墓の前へと立ちました。 【台本】※いよいよここから台本です！文字数があまりないので、少しゆっくりめに読むとよろしいかもしれません。 しとしとと小雨が降る中、濡れないように差した雨傘の中でそっと、手紙を広げます。それだけで、閉ざしていた記憶が蘇ってくるのを感じました。 笑い合った日々、泣き合った日々、怒り合った日々。 懐かしさを覚えながら、想いよ届けと口を開きました。 拝啓、大切な貴方へ 貴方は、元気にしていますか？ 私は元気です。あれからいくつもの季節が流れましたね。 向こうで、大きな病気や怪我はしていませんか？健やかに過ごしていますか？ 今でも、貴方からもらったたくさんのものは、私の宝物です。 特に、婚約指輪は思い入れがとても強いです。 貴方のことを強く思い、この手紙を書いています。 貴方はもう、いませんが、私は大丈夫です。 私の中で貴方が生きていますから。天国から見守っていてください。 願わくば、この想いが届くことを祈って。 愛しています。 【後書き】 如何でしたでしょうか？初めての投稿のため拙いところがありましたら申し訳ございません。 もし、少しでも気に入って頂けましたらこれからもよろしくお願い致します。