【声劇】星空の守り人
cv.◯◯・◯◯ 演奏/ゆましま 台本/襖猫
【声劇】星空の守り人
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ゆましまさんの演奏する
No.4をお借りしました。
星を作る仕事をする男と
不思議な光景に心を躍らせる少年の話です。
男性が30歳前後
少年が10歳前後をイメージしています。
ナレーションは少年の担当で
よろしくお願いします。
セリフ配分も年齢設定もあくまで目安ですので
自由に演じていただけたら幸いです。
#BGM
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男:僕はね、星くずを集めているんだ。
ボロボロの革袋を開いてみせると、
その奥がぼうっと光った。
男:星くずをたくさん集めて、
そこからもう一度星を作るんだ。
それを空に返すのが僕の仕事さ。
少年:星なんて、
あんなにたくさんあるのに?
男:君は何か願い事はあるかい?
美味しいものが食べたい。
大きな家に住みたい。
誰かに好きになって欲しい。
1人につき願い事は1つじゃないだろ?
誰かの願いが叶うと、
星が一つ燃え尽きる。
こんなにたくさんの星空でも追いつかないくらいさ。
だから僕の仕事が必要なんだ。
ぼくはゆっくり空を見上げた。
無数の星空。
小さな星が一つ、流れたような気がした。
男:あげるよ。
小さな星くずが、
ぼくの手の中でぼんやりと瞬いていた。
この日から、この小さな願いのカケラは、
ぼくの宝物になったんだ。
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- 襖猫
- muuichi(声劇用)お借りしました┏●