恋時雨
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恋時雨
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夏 闇夜に花火 横顔 照らし 濡れるうなじ
髪 香り結って 笑顔の後の静けさ
繋いだ 指 絡んだんだ
恋時雨 夕立ちのように 恋しくて 抱き寄せた
恋時雨 消えない提灯 夏の帰り道
ゲタ カラン カランと 揺れてた金魚の袋
もう 花火で描いた落書きも 祭りの後
浴衣姿 後ろ姿 さようならも
恋時雨 寂しくなるのは 恋しくて 仕方ないから
恋時雨 消えない落書き まだここにあるよ
ねえ なんでこんな 君は風鈴のように鳴る
セミ ミンミンと時雨 無く 鳴く 泣く
7日の命 その方が楽 焦がれるより
恋時雨 寂しくなるのは 恋しくて 仕方ないから
恋時雨 消えない記憶 まだここにあるよ
雨 いつか 描いた落書き 消して
虹 いつか 描いた落書きの雲 越え 消えて
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