傷月
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傷月
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あっ いつか見た月だ 半分でも眩しい月
傷月 欠けてもまだ 傷つき欠けても まだ
この駅の景色はもう何年も変わらない
実家の駅が新しくなっていたっけ
故郷を出てから 時が止まった記憶
理想よりも遠い遠い 現実の未来
帰る場所は今でも まだ故郷の家の気がしてた
同級生の写真を見れば 面影の残る顔
思い出 あの頃のまま 想い出 あの頃のまま
どんな人生だったか 面影には残らないけど
大人になって本当綺麗になったね
明日へ向かう月 今は欠けているけど
悠久の中で変わるがわる 見せる表情
もう大きくならない大人は月に似てる
今は思い出にならなかった景色も きっといつかまた鮮明に思い出す
大人になったんだ この街の中で
現実は遠い遠い 故郷にはなくて
帰る場所はここだよと言い聞かせた
いつか見た月よ 半分でも眩しい月
傷月 欠けてもまだ 傷つき欠けても まだ
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