【声劇】ほしのうた

cv.◯◯ 歌/yuco 演奏/jasmin 台本/襖猫

jasminさん演奏、yucoさんの歌う 星降る森/池田綾子を お借りしました。 本を書いた後、 イメージに合う歌声を探していたところ、 yucoさんの歌声に出会い、お借りしました。 「」部分はテレビから流れてくる ニュースの音声です。 ラジオボイス等のエフェクトをかけたり、 前後のナレーションと被るくらいの タイミングでボイスが入るイメージです。 セリフのタイミングはなるべく、 記載した通りに収めていただけると幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ある年、 世界中で奇妙な現象が発生した。 どこか懐かしく、美しいメロディ。 それはまるで人の歌声のようだった。 ↑(0:13以内で) (0:22 古の深い森に〜) 山が森が海が。 地殻が一定の振動を始め、 その振動は音となって広がった。 「この現象による危険は無いとの事ですが、 何らかの災害の予兆、科学実験による弊害など、 多方面より様々な見解が持たれており… 口々に噂と議論が交錯した。 「世間では“ほしのうた”と呼ばれ、 動画サイトで今も再生数を伸ばしているとの事ですが… この星が奏でたメロディは 電子の海に流れ出し、 僕らの耳に、心に届いた。 「自然界が楽曲を創作するなんてあり得ません。 しかもその歌声は意味を持った言語に聞こえるとか。 私も動画を確認しましたが… 悲観的な意見をぶつけ合うのは 歌う事の意味を忘れてしまった大人たち。 悲しい時に歌を紡ぎ、 楽しい時に歌を口ずさむ。 そんな当たり前の事。 きっとこれはこの星がふともらした 「愛しい」の気持ち。 ほしのうた