Replicant 2
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Replicant 2
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バックアップを取った莉々は目覚めるが、そこに碧斗の姿は見えなかった。
それどころか病院の雰囲気も、数時間前とは違って見えたがー
リリ「ん……バックアップ、終わったのか。……え――なんでっ、なんで私裸に……痛っ!」
レイ「ちょっと!無理に動かないでください!大丈夫ですか?聞こえていますか?体に変なところはありませんか?」
リリ「あれ? 私の、カプセルって、あっちじゃなかったっけ……」
レイ「莉々さん!」
リリ「碧斗? 碧斗、どこに行ったの?」
レイ「死んだんですよ!あなたはっ!」
リリ「……え?」
レイ「……大声を出してすいません。にわかには信じがたいかもしれませんが、ここは、あなたが知る二年後の世界です」
リリ「二年後?碧斗がここにいないのも、そのせい?」
レイ「そうです。そして、あの日あなたはバックアップを取り、それから二年後に殺されたんです」
リリ「殺された、って……誰に?」
レイ「……関ヶ原、碧斗です」
リリ「そんな」
レイ「落ち着いて真実を聞いてください。この世界で彼は、もうあなたの知る関ヶ原碧斗じゃないんです……戦後史上最悪の、大量殺人犯として指名手配されているんですよ」
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