【声劇台本】「妄想と空想と現実の狭間で 」
演奏:みわたか様 台本:歩 読み手:
【声劇台本】「妄想と空想と現実の狭間で 」
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この世は残酷だ。弱い者に当たり散らし、怒鳴る。改正の余地が見当たらないだけに虚しい。
いつだって空は明るいくらい眩しく、お星様は輝きを放ちながら天から四六時中監視されているかのよう。私に瞬きの1つも許してはくれない。
日々のよき行いは後に返ってくると信じて、黒い自分を隠していい子ちゃんでいた。けれど、何もいいことなんて1つもなかった。それも見透かされていたようだ。
今の自分があること、自分が生かされていることがどんなに素晴らしいことなのか。
私は知る由もなかった。だってそんなこと、普通で当たり前のことなのだから。私が求めているのは、もっと特別なご褒美。
私は何のために生きて、私は誰のために生きているの。
高望みする心の期待と、今のままでいい、と願ってしまう平凡な自分。
自分より年上にはハイハイと従い、年下には顎で指図する。ろくでもない人間だ。年なんか関係なく、優しい心で接したいだけなのに、自分の邪念が邪魔をする。
このままでいいよ、って言葉が聞きたいの?
あなたはがんばってる、って褒められたいの?
自問自答しては思考が止まる。
アシタノワタシハドッチ?
読んでくださった方が解釈してくだされば光栄です。
読んでくださる方は拍手かコメントお願いします。アレンジ可。
他にも台本書いております。
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