ナノハナ
のみみん
ナノハナ
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#BGM #明るい #一人声劇 #二人声劇 #青春
はい、第三弾っす! ぱぱぱっといきまっせ!
..............
あの後俺は、生徒、特に男子生徒に詰め寄られていた。
勿論、悪い意味で。
生徒「あの子とは、いったいどんな関係?! 彼女? 彼女か?!」
キリ「……ち、違うって! ただ、今朝ぶつかって…」
生徒「うおー! いいなあそれ! 俺なんて挨拶できたのおばちゃんだけだぜ!?」
キリ「あ、あはは!」
まあ、これでみんなとの距離が縮まったのは良しとしよう。うん。
そして、その後もしばらく弄られ続けて、気づけばもう下校時間。
キリ「……はあ、俺の大事な出会いがあんなのなんて…」
ユウカ「ーーあんなので、わるかったね! キリくん!」
キリ「お、お前えっ!よくも集会の時は!」
ユウカ「あー…あれには理由があってさ! ほら、これ!」
キリ「あ、おれの定期!」
ユウカ「ごめんねー! これを返そう返そうと考えてたらさ、たまたま集会でキリくんの顔を見かけたから、つい、あの人だ! って思って声出ちゃったんだ…、申し訳ない!」
キリ「…べ、別にもう良いよ。お前のおかげで、みんなとも仲良くなれたしな」
ユウカ「……おーまーえー…?」
キリ「……は、は? 何?」
ユウカ「私は、名前で呼んでるのにも関わらず、何でキリくんはお前なのかなー?」
キリ「……いや、お前の…、あ、君の名前知らないし」
ユウカ「言い直しゃいいってもんじゃないわい!」
ピシッとデコピンをされる。
キリ「いてっ!」
ユウカ「集会で、名前出てたじゃん! 何で忘れちゃってるの!? 神宮寺 優香! 分かった?」
キリ「……あ、ああ。ジングウジさん?」
ユウカ「……君はもしかして、私を怒らせたいの?」
キリ「へ?」
コイツが、どこでキレてるのか、さっぱり分からん。
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