無題
詩
無題
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人魚が乗る舟
見て無数かさなる
星々のかがやき
聴いたり
人魚に人間になれと
誰も薦めてはなく
人魚が決めたこと
漁火の向こう
暗闇のなか跳ねて行く
水しぶき
幾度 見て来たことだろう
幻の姿で在りながら
始めから 君は
人魚ではないんだ
人間だと 物語のなか
水先案内に
導かれて行く若き姿
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