【声劇台本】闇に紛れし白狐【オリジナル】
演者様方のお名前をどうぞ
【声劇台本】闇に紛れし白狐【オリジナル】
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思いつきを形に。
ただそれだけ。
素敵なBGMをお借りしております。
《概要》
東の果ての、そのまた果てに。
神の宿りし社あり。
朱き鳥居の神域に、蒼く薄霧かかる時。
闇に紛れし白狐、月下に姿を現さん。
九つの尾を揺らめかせ、魂を見定め火を灯す。
道を霧に阻まれて、道を迷い求む魂。
言葉をかけるは白狐、そが姿に何を見る……?
《台本》
旅人:「今日中に山を越えたかったが、この霧では……ん? ここは……神社……?」
白狐:「何か御用でしょうか?」
旅人:「え、なっ!? き、狐が喋った……!? ……待てよ、ではここは……!」
白狐:「あなたがた人が、神の住む社と呼ぶ場所です。もっとも、住んでいるのは私ですが」
旅人:「大変失礼をいたしました。私はわけあって旅をしている者です。この山を今日中に越えようと思ったのですが、霧に阻まれ……」
白狐:「そうでしたか。……この霧は、魂を洗う霧なのです。悪しき魂は霧に絡め取られ、私の炎に焼かれるのです」
旅人:「魂を見定める白狐……伝説の通り、美しい……」
白狐:「光栄です。……霧で山を越えられず、お困りでしょう。申し訳ないのですが、今は霧を晴らすわけにはいかないのです。代わりに、私の火をお貸ししましょう」
旅人:「狐火を……?」
白狐:「ええ。私の火は、あなたの望む道を照らすのです。あなたは、あなたが必要とする場所に辿り着けるでしょう」
旅人:「それはありがたい……! 遠慮なくお借りします。それでは」
白狐:「……また、自らが死を迎えたことを知らない魂がひとつ。……辿り着きなさい、あなたの眠るべき場所に……」
白狐は女性声男性声どちらでも結構です!
アレンジ等ご自由にどうぞ!
Comment
1commnets
- 蒼桜-Ao-@相方募集中長らくおまたせしやした_:(´ω`」 ∠):_ ... コラボさせてもらうのだよ…