【声劇台本】翔る、夢の扉の向こうまで【オリジナル】
演者様方のお名前をどうぞ
【声劇台本】翔る、夢の扉の向こうまで【オリジナル】
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前作:https://nana-music.com/sounds/0208386c/
マサト&ナルム最新作。
逢坂台本最多タイの4人台本。
素敵なBGMをお借りしております。
《概要》
ウォーターエアーバイクの実用化を機に、飛行技術はどんどん発展していった。
今まで到達できなかった遠方からも物資を得られるようになり、人々の暮らしは確実に豊かになっていった。
テスト飛行、長距離飛行、限界高度飛行を成し遂げたマサトとナルムは、名実ともに最高のパイロットチームとして、日夜大空を駆け巡っていた。
ある日、マサトとナルムに驚くべき知らせが届く。
エネルギー鉱山から、太古に存在した文明のものだという謎の機械が発掘されたのだ。
技術者たちが全力を傾けて復元・修復したそれは、明らかに飛行機械。
それも、大空の更に上、光の届かない空を駆けるための。
『キッド』と名付けられたその飛行機械を前に、マサトはナルム、そして肩を並べるパイロットチームであり、無二の親友でもある二人の若者、ヤマトとハルクに、決意を語る――。
《台本》
マサト:「……決めた」
ナルム:「え?」
ハルク:「なんだよ、思いつめたような顔して」
ヤマト:「……お前、まさか」
マサト:「ああ。……俺は、この飛行機に乗って飛ぶ」
ナルム:「えっ!? 本気で言ってるの……!?」
ハルク:「そうだぞマサト! いくら動くようになったからって、こんな古いポンコツを……!」
ヤマト:「命を捨てるようなものだぞ。……本気で言ってるのか?」
マサト:「あぁ。……でも俺は、こいつに乗って飛んでみたいんだ。エアーバイクの限界高度の、さらにその上。陽の光が届かない、あの暗い空をさ」
ナルム:「マサト……」
ハルク:「だとしても、やっぱ無茶だって!」
マサト:「もちろんいきなり暗い空に挑もうってわけじゃない。……テストを重ねるんだ。何度でも飛んでやる。……新しい俺の夢だ」
ヤマト:「……夢の扉」
ナルム:「えっ? なに、ヤマト」
ヤマト:「マサトが昔から『夢の扉を開く』って言ってたのを思い出したんだ。……こいつは、昔から夢のために何でもやるやつだった」
ナルム:「だよね。……変わらないぐらいまぶしいよ、本当に」
※アレンジ等ご自由にどうぞ。
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