1人声劇「とある騎士の独白」
朗読者 壱
1人声劇「とある騎士の独白」
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そして自分で読む。
クトゥルフTRPGで参加した、とある長期キャンペーンに連れていった探索者の子の独白でした。アーデルハイト、というんですが、私はハイジと呼んでいます。
身内卓の仲間が作ったオリジナルの、全5話構成のキャンペーン。たくさんのドラマがあって、私はハイジとともにたくさん泣いて、たくさん悩んで苦しんで、たくさんいろんなことを想いました。
本当に素晴らしいお話だったんだ……。主人も、素敵な人だったんだ……語りつくせぬ……。
【台本】
あの日。
あなたに命を救われたあの日から、
私は、あなたのために生きようと、己自身に誓いを立てました。
あなたが何か、間違おうとしているのなら、命をかけてでも正すことを。あなたがどうか、幸福に生きていけるよう、守り抜くことを。
あなたは機械で、自分には心がない、と幾度と口にしていたけれど、でも、その心は限りなく本物であった、と私は今でも思う。たとえ全てが数値で証明されようと、きっとそういうことではないんだ、と。
「人を愛するということが、どういうことか。あなたには、わかりますか?」
私は誰よりも、あなたの心を知っている。
その心に、最期まで忠誠を誓えたことを、我が人生の誇りに思います。
死を望んだ主の旅路を守り抜いたことを、何よりも誇りに思います。
でも、本当は。
もっと、あなたとともに、生きていたかった。
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