「台本」君が救った世界
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「台本」君が救った世界
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時の流れというのは、とても早いものだ。君が死んでからもう数年が経とうとしているよ。
あれから皆は変わった。
旅に出た奴、君の意思を継いであの孤児院で子供達を育てている奴、僕みたいにのらりくらりと自由勝手に生きている奴。
でもね、どれだけ環境が変わっても思い出は変わらない、褪せない、消えない、忘れない。
君と冒険した日々は無くならない。君がどんな人間だったか、君が何が好きで何が嫌いか、どんな人生を歩んだか。
いつまでも語り継がれるだろう。名も無き英雄として、世界を救った勇者として、だけど、僕等は知ってるよ。
僕達だけが知っている英雄の姿はいつも馬鹿みたいに笑っている、そんな馬鹿みたいな勇者だ。
やっぱり君に会えないのは少し寂しいかな。でも、僕達は生きなきゃならない、だから、これからも君が救った世界で僕達は生きる。君との思い出と共に──
─────────
はい、三作目でございます。
シーンとしては、最終回のエンディングが流れながら語る的な感じのヤツ。
長いかもしれないから、ちょっと早口のほうがいいかも(´ヮ`;)
それでは!! 読んでくださると嬉しいです(´ヮ`;)
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