「台本」 紫煙
朗読者 アナタのお名前
「台本」 紫煙
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タバコなんて大嫌いだ。臭くて、体には悪いし、周りの人にも被害が出る。
百害あって一利なし、まさにその通りだ。
だけど、いつからだろうか……この匂いが愛しい匂いになったのは……
タバコなんて大嫌いだ。愛したの人の匂いだから。
「また明日」
そう言ったアナタは2度と姿を現さなかった。
最後の日は覚えている。いつものタバコを燻(くゆ)らせ、いつもの匂いをさせながら、アナタと楽しく笑っていた……
タバコなんて大嫌いだ。嗅ぐ度に、もう会えないと気付かされる匂いだと思うと胸が締め付けられる。
タバコなんて大嫌いだ。あの人の思い出が詰まった紫の煙なんて見たくもない。
だけど……タバコを吸うアナタは……大好きでした。
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はい。調子に乗って二作目なんてモノを作ってしまった青葉です。
今回はまぁ、前作とほぼ同じで別れ、ですね。
えぇ、好きなんですよ。こういうの。
勝手に改変、アドリブ、OKです!
それでは!!
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