リーガルハイ医療過誤裁判3
古美門VS九條
リーガルハイ医療過誤裁判3
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九條:
科学?
古美門:
難病治療という科学の発展こそが彼にとっては全てだった。そのために金を集め、実績を上げ、権力を欲した。
科学に必要なものはデータです。人生でも名前でもない。医学を前に進めるために必要なことは、遺族と一緒に泣くことではない。直ちに次の患者の治療にあたることだ。
彼はこんなことを言っていた。「病院が潰れようとも、家族がいじめに遭おうとも、そんなことはどうでもいいことだ」と。その後にこう続けたかったのではないでしょうか。「医学の進歩に比べれば」。
血も涙もとっくに捨てたんですよ。
(赤目医師が亡くなったとの連絡が入る)
古美門:
赤目義二は極めて優れた医師だった。私はそう思います。
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