リーガルハイ医療過誤裁判
古美門VS九條
リーガルハイ医療過誤裁判
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(九條)
くだらない!(原告席の机をたたきながら立ち上がり)データ!統計!治るのが何%死亡するのが何%、全くくだらない!結局患者を、数字とデータでしか見ていないってことだ!今あなたが証明したことは、前院長がいかに、血も涙もない人間かということ、そしていかに、医師失格かということだ!
(古美門)
(静かに)彼が医師失格ですか?
(九條)
人間一人一人の死に大きいも小さいもない!たとえデータ上は1.3%であっても、本人にとっては、たった一つのかけがえのない命だ!そのことを赤目医師は全く分かっていない!
膨大なデータを調べたからなんなんだ!(証人台の古美門に詰め寄りながら)そこに一人一人の人生が書かれているのか!どんな悲しみを抱え、誰を愛し、何を夢見て生きてきたのか、(証言台上の資料をたたき、握りつぶしながら)これを読めば分かるのか!そういうものと向き合おうとも思っていないんだ!だから危険な治療でも軽い気持ちで進めてしまう。死んだとしても、何ら責任を感じずふんぞり返ってる。冷たい心で、家族の心を踏みにじっても平気でいる。所詮人の命を、金儲けに使っているだけだからだ!
落ち度がない?笑わせるな、彼の場合はそれ以前の問題だ!医師として、人間としての資質そのものが欠落している!病人の悪口は言いたくはないが、あえて言う、最低の医者だ!
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