【声劇台本】KAGUYA -side Y-
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【声劇台本】KAGUYA -side Y-
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前の台本とネタ被りしてるけど気にしない。
side K: nana-music.com/sounds/0206c79d/
《概要》
透明人間になりたい!
誰もが一度は願うこと。
しかし、本当に透明人間は幸せなのか?
侑介(ゆうすけ)が出会った透明人間の少女かぐやは、気がつけばこの世に存在していて、しかもすでに透明だったという。
突然の出会いに戸惑う侑介だったが、かぐやの存在を受け入れる。
かぐやも侑介に心を開き、交流が続く中、侑介は見えないかぐやを愛していることに気付く。
しかし、別れの時は突然やってきて――。
《台本》
かぐや:「私の声が……聞こえるんですか……?」
平凡な日々を暮らしていた俺の前に、彼女……望月かぐやは突然現れた。
いや、突然かどうかはわからない。
何しろかぐやは透明人間。目には見えない存在だったから。
最初は信じられなかった俺だけど、かぐやの言葉も存在も、全て真実だとわかった。
かぐやと一緒に笑ったり、泣いたり、時には少し喧嘩もしたり。
ありきたりな言い方かもしれないけど、そんな日々は本当に輝いていたと思う。
でも、別れは突然やってきた。
朝から、月がやたらと目立つ日だった。
その日のかぐやはなぜか元気がなく、時々すすり泣くような声が聞こえた。
その夜。
かぐやは震える声で俺に言った。
かぐや:「お別れだよ、侑介……あなたが私を認めてくれたおかげで、私は確かに存在する、生きた人間になれた。……ありがとう」
差し込む月明かりに照らされ、かぐやは姿を現した。
初めて見るその瞳からは、大粒の涙が溢れ出ていた。
かぐやは涙を流しながら俺に微笑みかけ、そして……。
今度は、消えてしまった。
叫んでも、かぐやの声はもう聞こえなかった。
かぐやとの出会いが、俺にとってどんな意味があるのかはまだわからない。
ただ、これからは目に見えないものでも信じられるような、そんな気がした。
※かぐやの台詞以外の部分は全て侑介です。
回想またはナレーション風にどうぞ!
※アレンジ等はご自由に!
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