【声劇台本】相容れぬ想い【コラボ用】
「 」×『 』
【声劇台本】相容れぬ想い【コラボ用】
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今が続けば…何度も願えど
時間は着実に進んでいく
吸血鬼…それは影に潜む血を吸う者達
人の中に紛れ込み、生活している
長い時を経た者は血を吸う事で同族にさせることも出来る
古来から、吸血鬼とその退治を目的とする吸血鬼ハンターが死闘を繰り返しており、一般的に十字架、ニンニクが弱点だとされているが、実際には効果はない
だが、聖水や銀、日差しには弱いようだ
そして彼らは狂気を孕んでいる。
元人間は遠からず、暴れ回るようになる
そして、他の者達はそれを意思で押さえ込んでおり、飢えた時、または大怪我をしたり弱った時に抑えられなくなることがある
一度堕ちればもう戻れないため、ハンターの仕事の大半はその者達を殺すことだった
幼い頃、凶暴化した吸血鬼に襲われ家族を殺されたグラン
その憎しみからハンターを目指すようになった
12歳の時に入隊、吸血鬼を憎む気持ちは日に日に増していた
任務をこなしていたある日、彼は一人の美しい女性の吸血鬼と出会う
要注意リストに名が載っている、古くから存在する者
過去に何度も目撃されているが、挑んだ者の中に、生きて帰った者はいない
彼が普段から相手にしている者とはケタ違いの化物
彼は毎度のように憎しみのまま吸血鬼に挑み、一蹴される
だが、彼は大怪我を負うも殺されず、何故かことある事に現れてはちょっかいを出されるようになった
そんな彼女とやり合う内に、彼の中にあった憎しみは徐々に薄れていった
そんなやり取りも慣れた頃、彼は隊長に任命されるほどの実力を持った
彼女にまだ及ばずとも、負けない程度には強くなった
そして同時に、互いにこの時間が楽しくて仕方が無くもあった
・グラン
男、吸血鬼ハンターの隊長の一人
その実力は、彼女とのやり取りと努力によって培われた
いつの頃からか彼女に惹かれるようになるも、ハンターである以上相容れないため、隠している
彼女の様子とハンターの知識から気付いており、何とか出来ないか模索している
・アレクシア
古参の吸血鬼、女性
最初はただ興味が失せたのと、価値がないと判断したから見逃した
しかし、日が経つにつれて少しずつ興味を持ち始め、ちょっかいを出すようになった
日に日に強くなり、やり取りの最中に会話する内徐々に惹かれ始め、何時からか殺したくないと思うように
しかし、その想いは自覚してはいない、というよりは否定している
彼にかまうようになってから吸血行為を行っておらず、少しずつ兆候が出始めている
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
グラン→「」
アレクシア→『』
『いいの?
お仲間全員行かせちゃって』
「いいんだよ
おまえ一人、俺だけで十分だ」
『強がっちゃって…
今までアタシに勝てたこと
1度も無いくせに』
「簡単に勝負がついたら
つまらねぇだろ
そう言うおまえだって
俺をまだ喰えてねぇじゃねぇか」
『…相変わらず生意気ね
その口縫い付けてやろうかしら』
「出来るもんならやってみろよ
もう当たりやしねぇよ」
『……
…ほんと
いつまで続くのかしらね
この茶番』
「…なら本気で来いよ
随分と長い間喰ってねぇんだろ
そろそろ、限界なんじゃねぇのか」
『あら
…じゃあお言葉に甘えようかしら』
「…っ」
『…このまま
この首筋に牙を突き立てれば、
アンタは死ぬ
ゆっくりと血を失って、
そのまま抗えずに
…何で抵抗しないの?』
「吸いたきゃ吸えばいい
おまえこそ
何を躊躇う必要があんだよ」
『っ…このアタシが、躊躇う?
そんなわけないじゃない
そうよ、アタシは…アタシは……
アタ、シ…ハ……
……─っ!!』
「!おい!
…あいつ…何で……」
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ちょっと…ギリギリ……かもしれない
でも一度読んだら入りはしたし…
きっと大丈夫…なはず
そして毎度の事だけど、説明諸々が長いね
…ごめんなさい
アレンジ、アドリブご自由にどうぞ
吸血鬼とハンター、相容れぬ存在
殺し合いこそすれ、同じ道を歩むなど出来るはずがない
それでも、想いは捨てられないから
願いが、望みが叶わない事は分かりきっているから
だから、少しでも長く“今”が続いて欲しかった
それがこんな形であったとしても
…いつか殺し合う運命でも
正直に言うと、寝ぼけた頭で考えたうえに即席だから色々とおかしい所があるかもしれないよ
…あ、この話続き書きたいな…
一応描写補足として…
途中、彼女彼を押し倒してるね←
#声劇 #台本
#鑑賞 #BGM #青オリジナル
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