【一人声劇】不協和音クレザノイド
【作者】uni【読み手】貴方
【一人声劇】不協和音クレザノイド
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これは、ーーーな話。
天使と悪魔の代理戦争の渦中に放り込まれた貴方もまた、〝どちらか一方の従僕者(ロゼイット)〟のひとりとして闘いの舞台に立つが、契約した顕現者(マスケティア)の固有能力を使う事が出来ない落ちこぼれだった。
心の中で戦うことを恐れていた貴方の心を察したのか、はたまた何かの意図があったのか……決して戦闘への参加を強要せずに顕現者は自身の名を貴方にひっそりと伝えた。ーーー「ぼくの名前は【ルシフェル】っていうんだ」と。
そんなある時、貴方は悪魔陣営の従僕者に奇襲を掛けられ息絶え絶えとなる事態に陥る。《死にたくない》と心内で願う貴方を嘲笑うかのように【ルシフェル】は問いかけた。
「ねえ、もうじき死ぬの?」
貴方はありったけの力を込めて叫んだ。
「死にたくない!まだ生きていたい!!」と。
一瞬きょとんとした【ルシフェル】はされどすぐに不敵に笑んだ。
※ここから朗読スタートです
(台詞朗読となります)
◇■◇
ーーーやっと、心の底から願ってくれた。
ずぅっと待っていたのにきみはちっとも願ってくれなかったから顕世(けんぜ)出来なくて困ってたんだ……。
でも、きみは願ってくれた。
〝死にたくない〟〝生きていたい〟と、生の執着、生への嘆願のどちらも願ってくれた……!
その願い、叶えてあげる。ぼくが、君を守る盾となり生を脅かす敵を貫く刃となろう!ーーーだから、きみは。
どんな結末が待っていようと、自分の命だけを大事にしていて?
仮に他の従僕者(ロゼイット)が死にかけていてもその命を踏み躙って?
綺麗であろうとしなくていいんだ。
きみは他者を蹂躙していい立場にいる。
それだけの力が、きみにはある。
……いまいちど、契約しよう。
〝我が名はルシフェルーーーそして対(つい)なる名は墜天(ついてん)の王・ルシファー。我が真名を以って陰惨な暴力を貸し与えよう〟。
ーーー世界が終わる、その日まで
◇■◇
※ここで終了です。
うぁぁあああ、文グダグダだぁぁ!
だが!しかし!書き切った感はある!
#コラボ用
#声劇
#朗読
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