声劇台本『キス・イン・ザ・ダーク』
男「〇〇」×女「〇〇」
声劇台本『キス・イン・ザ・ダーク』
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どん底のおはなし。
オトナ〜な感じの台本を書いてみました。なんか別れの話ばっか書いてる気がするなぁ…反省。
「真実らしいもの」
男と女も、もしかしたらそうかもね。
そしてまた文量が多くなった……プチ早口推奨(´;ω;`)お気軽につかってください!
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男 なぁ、覚えているか?
女 何よ。
男 あの夜も、バーでこんな感じの曲が流れてたぜ。
女 もう、どの夜よそれ。
男 いろいろと思い出しちまうのさ、いざこうして……久々にお前に会うとな。
女 それは光栄ね、ま、たしかに楽しい日々ではあったわ。
男 あの時俺はオヤジに殺されかけて家を飛び出した。一文無しでゴミを荒らしながら暮らし、そしてこの街に流れ着いた。
女 そこをアタシが拾った。最初はてっきり怯えた子猫ちゃんか何かだと思ったわ。
男 ハハハ、猫ときたか。にゃあん。
女 ……あの夜アタシは、ネオンの下に縮こまっていたアンタを見捨てることなんてできなかった。きっと、あんたのそのガラスみたいな目が、ダメだったのね。
男 そして俺は「仕事」を始めた……
女 そうね、まぁなかなかうまくやってた方よ。
男 んなこたねぇ……最後の最後で、やらかしちまった。
女 気にしないで。で、どうするつもりなの?
男 ……なぁ、俺と一緒に逃げよう、この街から!やっとわかったんだ、ここは真実らしいものに溢れているが、結局どいつもこいつも偽物ばかりだった。なあに、お前と俺となら、どこでだってうまくやれるさ。
女 ……その言葉、聞きたかったわ。
男 お前……。!? グフッ…
女 あなた、お酒は控えるようにって、昔から言ってたわよね?
男 何をした……(倒れる)
女 最期まで、アタシの言ったことなんて覚えて無かったのね。サヨナラ、愛してたわよ。
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