Lyrics 幻惑 椿屋四重奏
Written by
中田裕二
Composition
中田裕二
時に我を忘れては探した
あの日 君を塗り替えた幻
軽はずみに覚えたのは
誘惑にも似た目配せ
抜け殻のままでいたから怖くはない
使い慣れた裏切りの刃先は
やがて君の自惚れを殺した
赤い口紅で隠したささやかな少女の記憶
無自覚な君の素肌に踏み入れたい
ただ僕らは受け入れるだけの身体を
互いに寄せ その傷を舐め合った
叶うならば胸を焦がすような想いを
錆びついた空に踊らせてみたかった
助けなど呼ばない はじめからそのつもり
琥珀の中にある息絶えた輝き
誰かの声がして いつかの夢に触れて
けれど選べなくて
胸の内に留めたのは哀しみが美しいから
まだ飼い馴らせずに僕は
今を嘆く
ただ僕らは受け入れるだけの身体を
互いに寄せ その傷を舐め合った
叶うならば胸を焦がすような想いを
錆びついた空に踊らせてみたかった
強く抱きしめて 痛み伴う程 強く
君が望む その終わりが来るのなら