君が僕を嗤う日
中瀬ミル
君が僕を嗤う日
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最近ハマってる曲
振り返ると嘘が付けなかった
アルバムは明日のごみに並んだ
春も夏も青く澄んだ群青も
僕には合わなかった
頼りなく筆を動かしていた
反吐が出るほどの嘘が並んだ
いつか君が僕を嗤う日が怖かった
そう思った
こうも思うんだ
このまま横目で季節を追って
いくつか歳を重ねてしまって
君が好きだった音楽が止んだ
27の前の日に
初めの朝が来なければ良いと
僕が君にとってその全てと
肩を並べられる術はきっと
それしか残ってないし
こうして僕が垂れた稚拙な
後悔や答えが巡り巡って
君に届いてしまったらって
思うと怖くてたまらないんだ
ああ、僕はここでどんなふうにいればいい
こんな歌詞ばっか残ってしまったらさ
君と笑ってる僕の全てなんて
嘘になるなって
何回、何十回描いたけど
君が好んだ綺麗な詩も季節も似合わなかった
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